神田松之丞「講談漫遊記」

■日時:2019年11月3日(日)13:00
■会場:エルガーラホール

「今最もチケットの取れない講談師」神田松之丞。
早々と先行抽選でチケットゲットしておりました。
初の講談体験です。
どんなもんだろうと恐る恐る。

前説を頼み忘れたそうで、4説自分でやります、と。
そもそもお一人だし、少人数のストプレだと1時間半~2時間なので
そのくらいかなあと思っていたら、
まくら、45分、5分休憩、45分、仲入り15分、30分、5分休憩、20分
で、結局3時間くらい突っ走る。

天神は「落語まつり」まっただ中でした。
聞いていたら、落語と同じしじみ売りの小僧が出てくるので
ちょっと頭が混乱。
松之丞さんによると、もともと講談のお話を落語がパクったと。

「万両婿」「汐留のしじみ売り」どちらもハッピーエンド。

そして、仲入り後は赤穂義士伝。
忠臣蔵って、仇討ち、大石蔵之介、吉良上野介、浅野内匠頭、堀部安兵衛
くらいの知識。
歴史にも興味ないけど大丈夫かなあ。

簡単にストーリーをお知らせすると、
というか、内容ではなく、それをどう語るかが
講談の醍醐味なのですが

「大石東下り」
大石蔵之介が討ち入りのためのお江戸に上っていく旅路で、
宿帳に本名を記入すると計画が露見するかもしれない。
なので、実在する他人の名前を書いたところ、
たまたま本人が同じ宿に泊まっていて、
どういうことだと乗り込んでくる。

が、蔵之介のただならぬ人となりに事態を察知し、
自分が偽物であると謝り立ち去る。

「南部坂雪の別れ」
いよいよ討ち入りの日、殿のお位牌に最後のお別れをしたく、
蔵之介は浅野内匠頭の奥方様を訪れる。
「討ち入りはいつか」と聞く奥方様にも
どこにスパイがいるかわからないので
討ち入りなんで今どきするはずない、
自分は呑気に暮らしている
などどはぐらかす蔵之介。
何度聞いてもふざけた態度に怒った奥方様は
「お前の顔など二度と見たくない」と追い返す。
立ち去る前に御付の者に明日渡すようにと渡した扇子には
討ち入りの四十七士の名が書き連ねてあった。

どっちも日本人らしい義理人情です。
これに感情移入できるのは日本人だからだろうなあ。
3時間はこちらもかなりぐったりでしたが、
とてもわかりやすかった。

何より、松之丞さんの語りがさすが。
重苦しくなく、人間味もあって、引き込まれます。
特に女の台詞がいい。
どうしてあんなに本物の女性より色気があるんでしょうね。

鼠小僧次郎吉より「汐留のしじみ売り」は
口説を始めたばかりのネタ下ろしだったようです。
ラッキー☆

落語と講談の違いは、
落語が笑いのためのお噺、
講談は知的興味を引き出すもの、
のようです。

確かに、講談を聞いてから、忠臣蔵への興味が湧きました。
赤穂義士伝には300説もあるそうなのです。
たくさんのドラマがあるのです。奥が深い。

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