ヨーロッパ企画第36回公演『出てこようとしてるトロンプルイユ』

■日時:2017年12月1日(金)19:00
■会場:西鉄ホール
■作・演出:上田誠
■出演:本多力 諏訪雅 石田剛太 中川晴樹 木下出 金丸慎太郎 川面千晶 菅原永二 
永野宗典 土佐和成 西村直子 酒井善史 角田貴志

楽しみにしていたヨーロッパ企画。
期待以上のセンスの良さ、面白さ。

ガラパの方向が好きですけど、
ヨーロッパ企画、そのはるか上をいってます。

あ、「トロンプルイユ」というのはだまし絵のことね。
テーマ自体が絵だし、パリの画家のアトリエでのお話で
大家が、死んだ画家の部屋の片づけを住人の画家たち3人に頼みます。
彼らは家賃滞納してるから断れない。

思い切って遺作の絵を捨てていくのですが、
他人の作品とはいえ、画家たちとしては絵を捨てるのはためらう。
この3人の「~でぇ」「~ではなくてぇ」で議論が始まり、
片付いてないのに「カフェ行く?」のトークがすごくいい。
なにせ本多さんがいるから可愛くまとまる。

そんな中、大家の甥っ子のパン屋さん・ピエールがやってきて
見事なくらい躊躇なくばんばん絵を捨てていく。
お小遣い稼ぎに手伝いに来ていて、さっさと片づけて
大好きなミュージカルに行きたいの。

で、ガーゴイルの絵やモナリザの模写などを見たり
画商やら次の住人が現れたりしているうちに、
みんな奥にあるでっかい布の奥が気になりだす。
布を外すと、やっぱり大きな絵が現れる。
怪物の絵の何枚重ねかのシリーズものになっていて、
1枚ずつめくっていくと、怪物がだんだん出てこようとして
最終的には出てきて、みんなを手づかみして喰う。

ギャアー!

となっていると、全てがリセット。

また1枚目からめくっていくのだけど、
先ほどのデジャブは残っているから、
前回の惨劇を回避するために改善したりするけど、
結局は何度やっても怪物に喰われる。

このリセットをこれでもかというくらい
20回くらいだったそうです、
とにかく飽きるほど繰り返す。
はっきり言って疲れる。けどこれも狙いなのでしょう。

絵の中からガーゴイルやモナリザも「出てきて」しまい、
絵のモデルとか、しまいには画家も実は生きていたという。

ひっちゃかめっちゃかの中、
ダリが現れ、あのねじれた時計で時間を曲げて
片づけられた画家の部屋は、また元の状態にリセットされる。

なんだかよくわからないのだけど、
怪物からは逃げられて、救われる方向で着地したみたい。

最終的にどうなったのかもよく覚えてないくらいだけど、
とにかく面白かったというのが残っています。
永野さん意外に登場が少なかった。
客演の川面さん、ハスキーボイスもサバサバした感じもよいわあ。

いいものみつけたなあ。
これから楽しみ♪

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