映画『アリスのままで』


滑り込みで観ることができました。
代休が貯まってるので、レディースデイに半日休暇とったのだ。

50歳のアリスが若年性アルツハイマーになるお話です。
※以下、若干ネタバレあり。

いやあ、共感しまくりで泣き通し。

社会的に認められる仕事人であり、愛される妻であり、
子どもたちは順調に育っている。
誰が見ても羨む状況のアリスに異変が現れ、宣告を受ける。

これが遺伝性であることも大きく胸が痛む。
遺伝する確率は50%で、長女は陽性、長男は陰性、次女は検査を拒否。
長女の結果を知って「ごめんなさい」と泣き崩れるアリス。
アリスのせいでもないのにね。
でも、親ならこう言ってしまうよね。

それと、アリスが言語学者ってのもつらいところ。
これまで積み上げてきた、大事な言葉が
どんどん抜け落ちていくという辛さ。

終始いい子ちゃんで双子まで産んじゃう長女とか
「絶対に離れない」とか言いながら、仕事をとる旦那とか
突っ込みどころはいろいろあるのだけど、
それもこれもジュリアンの熱演で吹っ飛びます。

バリバリ仕事こなす姿も、
異変に気付く戸惑いも
「忘れたって仕方ないじゃない、アルツハイマーなんだから」
という、かつてだったらあり得ない八つ当たりも
病人の立場からの凛としたスピーチも
記憶がどんどん落ちていく哀れさも、
全て説得力がある。
そして美しい。
元気で華やかな時も、抜け殻のように朽ちていく時も
どちらも美しいのです。

エディといい、アカデミー賞受賞者は圧巻です。

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