舞台『盲導犬―澁澤龍彦「犬狼都市」より―』

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■日時:2013年8月4日(日)16:30 1時間35分
■会場:シアターBRAVA 最後列センターブロック
■作:唐十郎
■演出:蜷川幸雄
■出演:古田新太、宮沢りえ、小出恵介、小久保寿人、大林素子、妹尾正文、
大鶴佐助、松田慎也、堀源起、羽子田洋子、加藤弓美子、佐野あい、
青戸則幸、澤魁士、手打隆盛、續木淳平、五味良介、金守珍、木場勝巳

簡単だからこれから書くわ。
というか、全く書けないから。

玉砕、粉々に砕け散りました。

何が言いたいのか全くわからず、
どこにも共感できず、
飛行機に間に合わないので、終演直前に席を立ったのですが、
それも惜しくないほどにわからない。
あのまま最後までいても何かを理解できたとは思えなかったので。

舞台正面にコインロッカーがずらりと並んでいて、
その前を盲導犬と男たちがぐるぐる歩く。
「盲導犬は盲人に使われて初めて盲導犬になる」
というような言葉を発しながら。

そこに盲人の男・ハリオ(古田)、フーテン(小出)が表れ、
男が、いなくなった不服従の盲導犬・ファキイル探しをフーテンに頼む。

次に銀杏(宮沢)が表れる。
開かないコインロッカーには、彼女の思い出が入っており、
それを爪でこじ開けようとし、詰まった爪を燃やす。

言葉の洪水のような膨大な台詞で
きっと唐さんの台詞が宝物のようなもので、
蜜を吸うように味わうのが、このお芝居の醍醐味なんだろうけど、
詩的(直球ではない)なので、想像力不足だと何を言ってるのか掴めず、
集中力も続かず眠くなる。

『THE BEE』の時も、抵抗できず、意思を無くし、服従したりえちゃんでしたが、
あれは後味は悪くても、意味わからないってことではなかったのよねえ。

りえちゃんはアングラ道進むのかしら?
「最初はハテナマークばかりだったのが、
お稽古を進めると、自分たちの方が脚本を追い抜きそうになる」
みたいな記事を読んだことがあり、
確かに、理解がないとあんな台詞、絶対頭に入らないだろうし、
あれを理解し、完璧に覚えるだけで、感動ものだ。

後半、首輪ならぬ胴輪を身体につけられ四つん這いのりえちゃん。
真っ赤な衣装に黒の胴輪、そして美人、なんともエロい。

「服従」「不服従」がテーマなのかしらとボンヤリ思う。

「素晴らしかった」というレビューも見たし、
きっと美しい作品なんだろうなあ。
それが理解できないのが悔しいです。

コメント

  1. taki より:

    今さらのコメントで失礼ね。
    これってもちろんミュージカルじゃないよね。
    sasaちゃんは演劇全般に傾倒してるのね。深いわ~。
    音楽付きだと酔わされる部分もあるし、感動しやすいのかなぁって思うのだけど
    こういうカンジの作品での感動は、酔わされない分ホンモノなのかなぁって思ったりするわ。
    未知の世界だけど。
    あ、でもコレはイミフだったみたいね!

  2. sasa より:

    ★takiちゃん
    うん、これはストレートプレイです。
    ミュージカルに始まり、その後、どんどん食指が伸びてしまうの。
    ミュージカルは気分が悪くなることはないけど、ストプレは理解不能だけでなく、
    後味悪くなることもしばしば。
    それでも、ピタッとはまった時の重厚な感動はミュージカル以上です。
    takiちゃんも是非、未知の世界へ!

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